生きるとか仕事とか自意識とか

年齢を重ね経験が増える一方で、常識や固定観念に縛られていく。日々小さな気づきで少しずつでも成長したい。自分なりの「生きる」を見つけるための道。

癖のある『22歳ゆとり世代』が職場に来た!奇行を繰り返す新人から自分が成長するための学びはどこにあるのか?


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先日お客さんとの話です。

 

 

お客さんは中小企業の課長さんです。

 

 

その課長さんは新人さんに

悩まされているとのこお話でした。

 

 

私が比較的若いので、

話を聞きたいとのことで、

お話をしてくれたようでした。

 

 

新人さんは新卒で入ってきた、

22歳の男性です。

 

 

話を聞いてみると

いわゆる今時のゆとり世代

若者という感じなのです。

 

 

・9時始業の会社で、みんな8時頃出社し、

 8時半頃から掃除を始めるが、

 新人さんは9時ギリギリに出社してくる

 無論掃除もしない

 

・定時の18時になると

 さっと帰ってしまう

 

・仕事中も特にやることがなくなると、

 誰かに仕事をもらうでもなく、

 ネットサーフィンや携帯をいじっている

 

・ある日2時間残業をしたら、

 翌日2時間早く帰っていいかと言われた

 

・相当なお金持ちで、

 車も親が買ってくれて

 最近2台目に買い替えたところ

 

・あまりきつく言ってもパワハラ

 になってしまうかもしれないので

 困っているとのこと。

 

 

まぁ話を聞いた限り、

世代の問題ではなく、

個人の問題だと思いました。

 

 

恐らく裕福な家庭に育ち、

特に不自由がなく暮らせてきて、

親の言うままにとりあえず就職

をしたという感じなのでしょう。

 

 

いざとなれば親がなんとかしてくれるし、

ここで働かなくてはとか、

お金を稼がないと生活できないという

不安がないことからも、

そういう態度になるのでしょうね。

 

 

なかなかの問題児で大変だなぁと思いましたが、

僕は今回違う学びがありました。

 

 

『・9時始業の会社で、みんな8時頃出社し、

  8時半頃から掃除を始めるが、

  新人さんは9時ギリギリに出社してくる

  無論掃除もしない 』

 

 

の部分です。

 

 

これってどう思われました?

 

 

僕も話を聞いていた時、

最初はダメな新人くんだなぁ

と思いました。笑

 

 

 

でももし、この新人くんが

こんなことを言ってきたら・・?

 

 

『始業時間前に何故

 働かなければならないんですか?』

 

 

『残業代は出るのですか?』

 

 

 

いやぁこんなこと言う奴がいたら

めちゃ生意気ですよね。笑

小突いてやりたくなりますよね笑

 

 

でもこれに対して論理的だったり、

建設的な説得ってできますか?

 

 

恐らくできないと思うんです。

社会的な倫理やモラルの話を持ち出したり、

ルールだからと力でねじ伏せる事くらいしか

できないんですよね。

 

 

僕も瞬時にそう言う判断をしていました。

 

 

しかしよくよく考えて見てください。

 

 

これ誰しもが感じてたこと

のような気がするんですよね。

 

 

僕も入社当初始業前の掃除って

なんとなく腑に落ちていませんでした。

 

 

だっておかしいじゃないですか。

給料も発生しない時間に

仕事としてやらなければいけない

ことがあるなんて。

 

 

でも、そんなことを言えるわけもなく。

人間関係を円滑に回すために、

会社で生きやすくするために、

様々な理由をそこにくっつけて、

納得させていたんですよね。

 

 

しょうがないことだって。

だってルールだから。

 

 

世の中にはこんなことが

溢れていると思うんです。

 

 

特に理由も説明できないし、

なんかおかしいなと思うけど、

でもルールだから、

そう教えられたからやっていることが

たくさんあると思うんです。

 

 

もちろんその教え自体が

全て間違っているわけではないんです。

 

 

ただそこに気づいた上での行動なのか、

ただ、言われるがままに生きているのかって

大きな違いのような気がするんです。

 

 

そして私たちの上司や親、

そう言った世代の方々は、

頭ごなしにこう言う考え方を否定します。

 

 

その考えに慣らされた私たちも

いずれ同じことを言い出すわけですよ。

 

 

でもその頃にはその理不尽さも

忘れてそれが正しいと思っているんです。

怖いですよね。

 

 

でもなんでそんなに頭ごなしに

否定してしまうのかなと

ふと思ったわけです。

 

 

『盲目的に信じてきた正しさや

 価値観を否定されることへの恐怖』

 

 

がそこにはあると思うんです。

 

 

自分すらも特に何も考えずに

正しいと思い込もうとしていたことを、

わけのわからない若造に

否定されようとするわけですからね。

 

 

長く信じてきたことや価値観って、

もう自分の一部であるような錯覚を

人は起こしてしまいがちなんですよね。

 

 

でもそんなものを抱え込みすぎると、

最終的には私たちが、

忌み嫌っていた老害

なっていくんですよ最終的には。

 

 

だから、

なんとなく正しいと思っていたことなんかは

あっさり捨てちゃいましょう。

 

 

別に9時始業で8時半に掃除をすることは

いいと思うんです。

 

 

しかし『なんで?』って言われた時には、

立ち止まって見てもいいと思うんですよ。

 

 

そうかそんな考え方もあるよなって。

 

 

その上でどんな判断をするか。

相手の反応も変わるでしょうし、

自分の成長も受け入れることをしないと

ないと思うんですよね。

 

 

 

 

 

 


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