生きるとか仕事とか自意識とか

年齢を重ね経験が増える一方で、常識や固定観念に縛られていく。日々小さな気づきで少しずつでも成長したい。自分なりの「生きる」を見つけるための道。

「モテない」期間が人を成長させる。


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今は幸いにもパートナーがいます。

素敵な方で幸福を感じております。

 

でも、なんだろう。

完全に思考が停滞しだした感じがするのです。

 

 

 

 

 

しかし、私は小学生まで太っていました。

中学生になり部活をやったことで少し痩せました。

とは言え数百人に一人くらいたまに気に入ってくれる人がいる程度なもんでした。

 

女性の兄弟が多いことから会話を聞くのとかは上手でした。

なので、基本異性にも友達と思われてしまうんですね。

 

そんな中でも高校・大学と進学する中で、時々彼女ができますが、

今度は私の癖のある性格により長続きしません。

ちょっと腹黒いというか、黒い笑いが好みなのです。

 

そして彼女がいないという事実は、

新しく出会う女性を慎重にさせます。

 

「彼女があまりいない/長続きしないということは不良品なのでは」

みたいなことをうっすら感じさせてしまうのです。

 

また、相手の問題だけでなく、

自分自身も一つ一つのチャンスに力んでしまうのです。

 

「今度こそは・・!」

なんて目をぎらつかせている人が近づいてきたら怖いですよねそりゃ。

 

なんとなく彼女ができやすい人とか、

自分自身の人生の中でもあの期間だけは彼女途切れなかったな・・

みたいなことってあると思うんですが、

そういう時って焦ってなかったり、少し余裕がある時だったりするんですよね。

 

要するに

一度モテなくなると負の連鎖に入るのです。笑

 

もちろんそれだけが原因ではないと思います。

 

しかし個人的な意見にはなりますが、人との相性なんてそうそうわかりませんし、

嫌いでない者同士が一夜を共にすればそれなりに

カップルらしい雰囲気になります。

 

「絶対付き合おう!!」みたいな感じよりかは、

「楽しく飲めたらいいな」

「楽しい時間を過ごせたらいいな」「あわよくば・・笑」

 

くらいの時の方がうまくいくんですよね。

 

 

 

 

 

とてつもなく脱線をしました。

 

じゃあそのモテない期間が自分にとってどうだったかって話です。

 

それはもうとんでもなく苦しかったです。笑

周りは彼女ができ、同棲し、結婚し、子供ができ・・

って感じで置いていかれていく感じがとてつもなくありました。

 

自分だけ何も変わっていない、

成長もしていないんじゃないか。

 

あ〜苦しかった。

 

そしてやっぱり若いうちは友達とかが周りにいるから

割と自分一人でいることの寂しさとかに気づかないんです。

 

でも歳を重ねると違う。

親が亡くなったり、友人は家庭ができて会いにくくなる。

確実に一人であるということを知らされます。

 

そこで圧倒的な孤独を教えられるんです。

 

でも正直それが良かった。

 

この道を歩まなかったら、もっと進んだところで孤独に気づく羽目になってたはずなんです。でもそれこそ、本当にしんどい。

 

素敵な家族の元で育ち、素敵な友達を作り、素敵な彼女を作り、素敵な家族

を築いていたならきっと「人は結局のところは一人である」という事実に

気づくことなんてできないんです。

 

そりゃそうですよね。

そんなことを感じる間も無くずっと人が近くにいるのですから。

 

まぁ人に囲まれながら幸せに死んでいく人もいるのでしょうが。

そんなのは前世で徳を積みすぎた人でしょう。笑

 

でも孤独故にその事実と早めに向き合うことができた。

そして僕はまだ、何も手に入れていなかったから。

一度幸福を手にした後の不幸は辛いが、

ずっと不幸ならそれは別に普通なのだ。

 

僕は、幸福の山の上にいなかったので、落差がなく

孤独という辛さを絶対値としてだけ味わうだけで済んだのです。

 

その期間、当然修行をしたりとかそんな真っ当なことをしていたわけではなく。

女の子と遊んだりもしていたし、友達とも飲んだりしましたし、

ギャンブルだって人並みにしましたし、趣味を探したりもしましたし、

仕事もそれなりに向き合ってきました。

 

私自身、この時期一番良かったと感じているのは、

自分が弱い人間だという自覚を持ってこの心のモヤつきをどう捉え、

どう向き合えばいいのだろうか?ということを必死で探していたことでだと思っています。

 

本で生きる意味を探し、

ラジオで生きる意味を探し、

会話で他の人がそれとどう向き合っているのかを聞き、

仕事が自分にとってどんな意味があるのかを考える。

 

そんな日々でした。

それは今も続いています。

 

でもそんなことに時間を使えたことが幸せだったのではないかと今は思います。

 

結婚して子供がいれば忙殺されてそれどころではなかったと思います。

でも、それは人としての成長ではないと考えています。

飽くまで仕事と同じで経験値を積んでいるだけなのです。

それが受動的であれば作業の経験を積んでいるだけ。

 

結局誰かといるとそんなことって考えないですよ。

なんとなく満たされている感じになるから。

 

でも本当は全員孤独なはずで、

それを知った上で人といないとおかしなことになるんです。

 

だから「モテない」ってことは実は人として成長するための

ものすごく大事な期間なんだなって思うんです。超苦しいけど。笑

 

そしてパートナーがいる幸福を感じつつ、

自分の思考が停止しつつあることに、やはり焦りを感じるのです。