『この業界は特殊だから』
こんなことを言ったり聞いたりしたことはありませんか。
私は非常によくこのセリフを聞きます。
幸か不幸か色々な業界に携わってきました。
旅行業・美容・整体・ガス・保育
色々な業界に携わる機会をもらいました。
本当に業界によって色々な違いがあることは
間違いがありません。
しかし、共通してみなさん口を揃えて言うことがあります。
『この業界は特殊だから』
どの業界に入っても絶対に言われます。
逆にうちの業界は一般的だからさ。
なんて一度も言われたことがありません。笑
以前こんな言葉を聞きました。
『自分のことは特殊だと思うのに、
他人のことはまとめて一般化する。』
自分の関わっている業界は
もはや自分の延長にあるような感覚になり、
特殊な存在だと思ってしまうのでしょう。
また、関わりが濃く長くなればなるほど、
視野は狭まり、知識も増えるので、
より特殊に感じてくるのだと思います。
しかしです。
違いはあれど、
特殊ではないように思います。
そこに携わるのはどの業界にしろ、
結局のところ同じ「人」だからです。
偏りはあれど特殊などでは決してないのです。
むしろ特殊と言う言葉に逃げていたり、
自分の携わっている業界を特殊と言うことで、
そこに深く精通する自分自身を
特殊な人間と言いたいのかもしれません。
他と違っている部分はそれとして認めつつ、
特殊なんて言葉に逃げずに、
向き合うことが結構大事なのではとふと感じるのです。