生きるとか仕事とか自意識とか

年齢を重ね経験が増える一方で、常識や固定観念に縛られていく。日々小さな気づきで少しずつでも成長したい。自分なりの「生きる」を見つけるための道。

プライドが高い『嫌な上司』を一番動かすのは『質問』かもしれない


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「プロジェクトを慎重に進めるよう指示する年配の上司プロジェクトを慎重に進めるよう指示する年配の上司」[モデル:よたか]のフリー写真素材を拡大

 

 

マンガで読み解く 人を動かす

 

私は見る人から見れば

非常に生意気で嫌な部下です。笑

 

 

その自覚も十分にあります。

 

 

それは仕事をしないとか、

怠慢という意味ではないです。

 

 

私自身に役職や立場・年齢によって、

つまり相手によって主張

変えることは如何なものかと

いう思いがあるからです。

 

 

もちろん相手によって言い方や

表現を柔軟に変えることは必要だと

思っていますし、そのようにしています。

(自分自身ではある程度

 できていると思っています・・笑)

 

 

ある程度自身にも発言ができるくらい

全体像が見えてきた時、

私はちょこちょこ上役の

人間と衝突をしていました。

 

 

特にA課長に関しては、

ちょこちょこ意見の食い違いがあり、

会議などの度に衝突がありました・・

 

 

当時の私は今よりもさらに未熟で、

論理的に正しい主張であれば、

何を言ってもいい。

むしろ相手が理解しないできないことが

間違っていると思っていました。

 

 

今でも当時主張していたことが

間違っていたとはあまり思いませんが、

非常に愚かですよね。

 

 

言い方にも棘があったと思いますし、

相手の立場を鑑みない

非常に若くて未熟な行動であったと思います。

 

 

そして何も変えられない、

変わらない日々を過ごしていたのです。

 

 

おそらく当時の私は、

本当に何かを変えたいのではなく、

正しいであろう主張をする

という自分に酔っていたという

表現が正しいように思います。

 

 

しかし、人生に疑問を持ち、

今いる場所で自分がいた意味を

しっかりと見出したいと思った時、

無駄とか、おかしいとか、変えたいと

思ったことに関しては

もっと行動を起こさなければならないと思いました。

 

 

そして、本当に人を動かすには

どうしたらいいのか?

そこに焦点がいきました。

 

 

色々な人と話したり、

本を読んだり、

またそれを加味して自分で考えたり。

 

 

人は自発的に何かをしたい

思わなければ動かないということです。

 

 

本を読めといくら他人に

言われてもせいぜい10ページしか

読みませんが、

自分で本の必要性に気づき、

読みたいと思えば何冊でも読みます。

 

 

つまり、自分からその事象に

取り組んでいるという感覚を

持ってもらう必要があるんですよね。

 

 

これって非常に難しいですよね。

でもカリスマとか、

下の心を掴む上司ってこれがうまいんだと思います。

 

 

ある時私はA課長に同行を

していただく日がありました。

 

 

割と会社の話や他の人の話など

多岐にわたる話をしていただきました。

 

 

A課長は周りから少し煙たがられている

存在になりつつあり、

プライドも高い方です。

 

 

他の人のことは割と厳しく言うのですが、

自分に関しては甘いところがあります。

 

 

A課長は部下のことを

だらしない部分があると言うお話を

されていました。

 

 

確かにと思う反面、

A課長もだよなぁ・・と

思っていました。

 

 

この捩れをなくすにはやはり

意を決して言うしかないと思いました。

 

 

しかし、私の主張として言ったら

衝突してしまいます。

 

 

そこで普通の会話くらいの軽いトーンで

『嫌な質問をしてもいいですか?』

と私は聞きました。

 

 

いいよと言ってくださったので、

『A課長は自身の机が汚い点については

 どのように考えておられるのですか?』

 

と聞いてみました。

 

すると

 

・自分としては綺麗にしている。

・他の人が勝手に書類を置いていくのが悪い

 

と言う旨の話を始めました。

 

 

非常にがっかりしました。

ですが、ここで何を言っても仕方がない

と思いその話は聞くだけに終始しました。

 

 

しかしです。

翌日会社に行ってみると、

A課長の机が非常に綺麗

になっていたのです!

そして書類の置き方などの指示まで

出してくれたのです。

 

 

おそらくプライドの高いA課長は

自身で認識はされていたのですが、

部下の言う事をその場では

認められなかったのでしょう。

 

 

しかし、今までいろんな衝突を

してうまくいかなかったA課長が

こんなにもあっさり動いてくれたのです。

 

 

・直接的に主張をしない

・主張に少しだけ偏りを

 もたせた質問をする

 

 

この2点こそ人を動かす

非常に有効な方法論だと感じました。

 

 

もしかすると私に対して

とんでもない憎悪を抱いているかもしれませんが、

今のところはそんな素振りはないので、

多分大丈夫だと信じています(笑)

 

 

マンガで読み解く 人を動かす

 

 

 


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