生きるとか仕事とか自意識とか

年齢を重ね経験が増える一方で、常識や固定観念に縛られていく。日々小さな気づきで少しずつでも成長したい。自分なりの「生きる」を見つけるための道。

最も大事なことは『無知の知』。つまり自分が『無知であることに気づく』こと。


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ソクラテスの言葉

無知の知

 

 

なんとなく聞いたことがあった

程度だったのですが、

この前読んでいた本に出てきて、

意味をちゃんと知りました。

 

 

『無知であるということを知ること』

 

 

だそうです。

そしてこの状態こそが最も

尊いことであるそうです。

 

 

テスト勉強などを頑張った

経験があると感覚的にわかるのですが、

やればやるほど、

その奥深さを知り、

勉強の足らなさを思い知らされます。

 

 

逆に中途半端に勉強した時というのは、

妙に自信があったりします。

表層だけ触れて全てを知ったような気になり、

深さが見えないからなんですよね。

 

 

後者が『無知の無知』と言われる

状態です。

 

 

要するに

『無知であることを知らない』

という状態です。

 

 

これに関する実験もあります。

 

 

あるテストを実行します。

そして全ての受験者に

自分が何点くらい取れていると思うかを

確認していきます。

 

 

すると実際の結果が下位20%の人たちは、

自分の実際の点数よりも、

10点以上高い点数を取れていると

思っていたことがわかりました。

 

 

中には上位5割に入っていると

思っていた人もかなりの数いたそうです。

 

 

逆に上位10%の人たちは

実際の点数よりも

低い点数を予想していたそうです。

 

 

『無知程自信を与えるものはない』

 

 

こんな言葉もあるくらい

無知というのは愚かな自信を与えてくれます。

 

 

どんなジャンルであれ

達人クラスの人というのは

周りから見れば完璧に見えますが、

自分が出来ていないことを常に

認識していますし、

それ故にとても謙虚な人が多いのです。

 

 

これは日常生活レベルでも

結構大事な話のようです。

 

 

先日女性の友達と話をしていた時に、

旦那さんの話を聞かせてくれました。

 

 

『旦那さんは、食事をする時、

 最初の数口は静かに噛んでいるけど、

 7噛みくらいから、

 くちゃくちゃいうのがすごく気になって、

 注意したら直ったから良かった。』

 

 

と言っていました。

 

 

この旦那さんは7噛み以降のそこに

問題があることを知らなかったわけです。

 

 

そして注意されることで、

気付き、直すことができた。

 

 

指摘してくれるのは凄く有難いことです。

 

 

しかし、この話の肝は

自分には常に見えていない

問題がある

ということかと思います。

 

 

自分の視野で見えることにしか

問題がないと思っていることが、

まさに『無知の無知』。

 

 

これは姿勢に直結してきます。

 

 

もし自分の視野の外の問題

を認めることができていなかったら

この指摘に憤慨する人もいるかもしれません。

 

 

しかし、自分の見えていない問題も常に

あるという意識のある人だったら、

自分には見えていない問題を教えてくれたことに

感謝するでしょう。

 

 

そして私自身意識していなかったことなので

気をつけなければならないことだなぁと思えたのは、

無知の知側に少しでも足を踏み入れられている

という証拠なので少し成長を感じたのでした。笑

 

 

 


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