どんな言葉にも人が傷つく要素を含んでいる
そんなことを考えたことありましたか。
僕はそんなこと微塵も考えたこともありませんでした。
いい言葉、悪い言葉があり、
いい言葉を誠意もって発している限りは
誰も傷つかないと思っていたんです。
でもそんなことは決してなかったんですよね。
受け取る側が増えればどんな言葉にも
相手を傷つける可能性が含まれてしまうのです。
これは作家の西加奈子さんが言っていた話なんですが、
例えば「全力で走る」という言葉を書いた時。
なんの差別的な言葉でもなければ、
人をバカにするような言葉でもありません。
しかしこの言葉は全力で走れない人を傷つけるかもしれない。
一方で絶対に人を傷つけない言葉だけを発していくなんて無理がある。
つまりは言葉を用いる時に人を常に傷つける可能性があるということに
無自覚にだけはなってはいけないと思うというのが
西加奈子さんの意見でした。
常に人を傷つけるかもしれないということを考え、
傷つけるかもしれないが責任をもってその言葉を発する。
もしかするとこれは言葉を用いる全ての人が考えなければ
ならないことなのかもしれないなぁと思うのでした。。
↓最近読んで面白かった本を最大で3冊くらいまで貼り付けておこうかと思います。笑