『人は他人が死んだというニュースよりも
自分の軽い頭痛に対して千倍も気を使う』
ニュースやワイドショーを見ていると、
人が亡くなったという報道を
毎日のように目をします。
事件であれば心を痛めますが、
所詮は他人事なのです。
その瞬間くらいは何かを
思うかもしれませんが、
数分後にはそんなことは
忘れて食事をとっているのです。
ましてや、自分が偏頭痛だったり、
花粉症で苦しんでいれば、
他人の死なぞほぼほぼ気にできないくらい、
人間というのはある意味薄情であり、
自分と他人との線引きは
とてつもなく明快です。
しかし、自分が他人から見られると
思った時には他人の自分への興味が
その程度だなんてすっかり忘れていますよね。
『服に1つ小さなシミがついていたら、
みんな私の服のシミをどう思うんだろう
恥ずかしいな・・』
『髪が今日はろくにセットできなかった。
こんな決まっていない髪型じゃ
みんな私に幻滅するだろう・・』
こんな小さなことなんかを
私たちは日々気にして生きています。
しかしですよ。
人は他人の死ですら、
数秒程の関心しか持てないのです。
私たちの服のシミや、
髪型なんて気にしてくれるほど、
他人に割く容量はないようです。
なんか小さなことを気にして
生きてきてしまったけど、
本当に取り越し苦労が圧倒的に
多いということをハッと
気付かされた言葉でした。