生きるとか仕事とか自意識とか

年齢を重ね経験が増える一方で、常識や固定観念に縛られていく。日々小さな気づきで少しずつでも成長したい。自分なりの「生きる」を見つけるための道。

西野カナの『具体性』とMr.Childrenの『抽象性』


スポンサードリンク

 

 

最強の思考法 「抽象化する力」の講義

 

 

私は昔本を読まない人間でした。

 

 

本を読み始めた時に、

抽象的な内容の本って

好きになれなかったんです。

 

 

だって何かを学びたくて、

本を読むのに、

具体例の1つもなくて、

そこに哲学的な考え方や、

思考の方法をふわっと書かれても・・。

 

 

例えばビシネス系の本を読む時って、

何かのスキルをつけたいとか、

今の仕事をどうやって変化させようとか、

数字を上げるにはどうすればいいだろうって

思いながら読むんですよね。

 

 

だから欲しい答えは、

『◯◯を▲▲に変える』

とか

『◯◯の時は▲▲をしろ!』

みたいな具体性を求めるわけです。

 

 

しかしある程度本を読んでいくと、

具体性の本に何か浅さや薄さを

感じてしまうのです。

 

 

結局のところ、

その人の状況やタイミング、

仕事の内容、周りに置かれている状況。

 

 

これらすべてを度外視して、

1つの共通の具体性のあるアドバイスなんて

できないはずなんですよね。

 

 

これは本にもよるので一概に

言えないのですが、

私個人の意見としては、

具体性のあるアドバイスが主体の

本っていうのは作者の成功体験を、

綴っているだけに見えてきてしまうんですよね。

 

 

だから全く同じシュチュエーションだったら

もの凄く参考になるのかもしれませんが、

そうでないのなら、

『そうかな?』ってなってしまうことが

多いんですよね。

 

 

 

 

 

また、具体性は抽象性と比べると、

応用の効きにくさがあります。

 

 

もちろん具体性からそこに含まれる、

概念や思考性という抽象性を

抽出できる人なら問題ないんです。

 

 

しかし、結局具体性の応用は

 

 

具体性⇨抽象性⇨応用

 

 

という段階を踏まないと

応用できないんです。

 

 

つまり読書初心者とか

これから学ぶという人は、

具体性からの応用という難しい方法を

取るという上級者向けの行動をするより、

直接抽象性を学んで、

自分に応用することの方が、

非常に身になりやすいんです。

 

 

 

これは歌詞とかにも共通してると思うんです。

 

 

例えば西野カナさんって若者には

非常に人気がありますが、

高い年齢層の人には支持されていない印象です。

 

 

西野カナさんの持ち味はなんでしょうか。

私が思うにストレートな歌詞だと思います。

 

 

要するに具体性のある

わかりやすい歌詞が

若い子にはちょうど重なるので、

凄く支持をされる。

 

 

しかし、少し年齢を重ねた人は、

具体性故に全く共感できない

という現象が起こります。

 

 

では幅広く支持されている印象のある

歌手といえば私は中島みゆきとか、

Mr.Childrenを思い浮かべます。

 

 

彼らが幅広く人気がある理由は、

様々だとは思うのですが、

私としては幅広く共感できる歌詞

だと思うんです。

 

 

じゃあなぜ幅広く共感されるのか?

それは歌詞が抽象的だからです。

 

 

好きな歌詞でこんなのがあります。

 

いつもは素通りしてたベンチに座り

見渡せばよどんだ街の景色さえ

ごらん愛しさに満ちてる

 

 

Mr.Childrenの口笛の一節です。

 

 

これは恋愛としても人生としても、

どんな時でも共感できる歌詞です。

 

 

言葉に抽象度が増すことにより、

聞き手側に解釈の幅が生まれるんですよね。

 

 

もしも私があの子だったら

もっと優しくできるのに

何が足りないの

何が負けているの

誰より好きなのに

 

西野カナさんの歌詞です。

 

 

刺さる人には刺さる素敵な

歌詞なのでしょうが、

具体的故に解釈の幅は非常に狭いわけです。

 

 

抽象性の重要さを

なんとなく語らせていただきました。

 

最強の思考法 「抽象化する力」の講義


生き方ランキング

 

にほんブログ村 その他生活ブログ 人間関係へ
にほんブログ村