あの人の言っていることは間違っている。
あの人の行動はおかしいなんて思うことがあります。
■相手は絶対的に間違っているのか?
しかしです。
確かに間違っていることもありますし、
中にはそうでないこともあります。
そして1つ考え方として持っておかなければならない事があるのです。
■相手は自分の行為を間違っていると認識しているのか?
それは相手はその行為、発言に対し
間違っていると思っているのかという事です。
答えは99%否です。
相手は相手なりの行動原則に従って、
正しいと思うことをしています。
もしくは間違っていることを含んでいることはわかっていても、
それにより得られる、
プラス面の方が強いということもあるでしょう。
■安易に相手を非難してはいけない
『相手は間違っているかもしれないが、
相手自身は自分が間違っているとは
決して思っていない。
だから相手を非難しても始まらない。
相手の考え、行動には相当の理由があるはずだ。』
こんな言葉があります。
要するに相手の立場になれば、
往往にしてそれはそれで正しいのです。
ただ問題はこの事実に気づいていない人が多く、
自分の視点から見て正しいかのみで判断する人が
多すぎるのです。
■戦争映画にみる視点の違いにおける事実の相違
戦争映画などがいい例なのですが、
日本人が作った戦争映画というのは往往にして、
戦争の相手国が悪く描かれる事が多いです。
しかし、同じ題材を他国から描くと、
全く逆で、日本人とは不気味で、
殺戮をなんとも思わないとんでもない人種のように描かれます。
立場が変われば、
普遍的であるように思える
事実ですら違って見えるのです。
どちらも正しいんですけどね。
私自身口が先に動いて、
ろくに相手の立場を考えない主張をしてしまったなと、
よく後悔します。
皆さんも是非相手に何かを思った時は、
一旦立ち止まって、
相手の立場だったらどう見えているのかなぁ
と考えて見てほしいのです。